• 公益財団法人 東京都医学総合研究所 精神行動医学研究分野

ASI-J:嗜癖重症度指標 (日本語版)


ASIのご紹介

ARRSファイル ASI(Addiction Severity Index: 嗜癖重症度指標)は、薬物・アルコールなどの物質依存症患者の状態を幅広く測定するための半構造化面接です。

ASIはアメリカのフィラデルフィアにある介入研究機構(Treatment Research Institute:TRI)のMcLellan博士を中心とする研究チームによって開発されました。 現在は第5版を数えており、 物質依存患者の重症度評定のために、世界中の国々で翻訳され広く用いられています。 日本では東京都医学総合研究所が中心となって日本語版(ASI-J)を開発いたしました。

面接の所要時間は90分程度で、7つの領域(医学的状態・雇用/生計状態・薬物使用/アルコール使用・法的状態・家族/人間関係・精神医学的状態)でそれぞれ重症度を評定します。

重症度の評定には、面接者による10段階評価と、患者の現在の状態を尋ねる項目を中心に算出される合成得点(コンポジットスコア)の2種類が用いられます。それぞれの領域で評定した重症度は、患者への治療・介入方針の決定 の際に役立ちます。


ご興味のある方は

  • ASI関連ファイルはご自由にダウンロードしてくださって構いません。
  • ASIの実施には、経験者による数回のトレーニングが必要となります。
  • ご興味のある方、実施をお考えの方、面接法を詳しく知りたい方はご相談に乗りますので依存性物質プロジェクトまでご連絡ください。
  • 標準化の結果は以下の論文に記載してありますので、併せてご参照ください。
参考文献
Senoo, E., Ogai, Y., Haraguchi, A., Kondo, A., Ishibashi, Y., Umeno, M., Kikumoto, H., Hori, T., Komiyama, T., Kato, R., Aso, K., Asukai, N., Wada, K., Saitoh, S., and Ikeda, K. (2006).
Reliability and validity of the Japanese version of the Addiction Severity Index (ASI-J).
Japanese Journal of Studies on Alcohol and Drug Dependence, 368-379.

ダウンロード はこちらから(2009/01/15)
日本語


お問い合わせ

ご質問など含め、お問い合わせは依存性物質プロジェクトまでお気軽にご連絡ください。