都医学研セミナー
痛みとアディクションについての試論
演者
熊谷 晋一郎
東京大学先端科学技術研究センター 小児科医 特任講師
東京大学先端科学技術研究センター 小児科医 特任講師
会場
(財)東京都医学総合研究所 2階講堂
日時
平成24年2月16日(木)19:00
講演要旨
小児期のトラウマは、アディクションのリスク要因になる(Farrugia et al.,2011)だけでなく、線維筋痛症(H・user et al., 2011)、片頭痛(Tietjen et al.,2010)など、慢性の痛みを引き起こすリスク要因でもある。実際、PTSDと慢性疼痛が合併しやすいことは良く知られており、最近の双子研究によれば遺伝的要因の影響を除外してもなお、PTSDと慢性疼痛の間には相関関係が残るといわれる(Lester et al.,2006)。身体的な痛みは、薬物の使用や再使用の引き金になる
重大な要因であるにもかかわらず、トラウマと慢性疼痛の両方を統一的に説明するモデルは、今のところまだない。
本講演では、ダルク女性ハウスの優れた当事者研究(上岡・大嶋,2010)を詳細に読解しながら、近年の痛み研究(Apkarian, 2009;2011)、計算論的神経科学(乾, 2009)、ソーシャルブレイン研究(開・長谷川,2009)などの治験を横断的につなぎつつ、トラウマと身体的痛みとアディクション、そして自傷行為を、統一的に説明するモデルの提案を試みる。そして、研究を進めるうえでも、回復を進めるうえでも、当事者研究が必要不可欠であることを主張する。
本講演では、ダルク女性ハウスの優れた当事者研究(上岡・大嶋,2010)を詳細に読解しながら、近年の痛み研究(Apkarian, 2009;2011)、計算論的神経科学(乾, 2009)、ソーシャルブレイン研究(開・長谷川,2009)などの治験を横断的につなぎつつ、トラウマと身体的痛みとアディクション、そして自傷行為を、統一的に説明するモデルの提案を試みる。そして、研究を進めるうえでも、回復を進めるうえでも、当事者研究が必要不可欠であることを主張する。
世話人
池田和隆 参事研究員(依存性薬物プロジェクト)
参加自由
詳細は下記問合せ先まで
お問い合わせ
(財)東京都医学総合研究所 研究推進課 普及広報係
電話(03)5316-3109
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