都医学研セミナー
シナプスオーガナイザーとしてのLRR膜タンパク質スーパーファミリー
演者
有賀 純
 理化学研究所 脳科学総合研究センター 行動発達障害研究チーム  チームリーダー
会場
(財)東京都医学総合研究所 2階講堂
日時
平成24年2月27日(月)16:00
講演要旨
Slitrk ファミリーはロイシンリッチリピート(LRR)ドメイン、膜貫通ドメインを含む6 種類のタンパク質からなり、主に中枢神経系に発現して、神経突起伸展制御の活性を持つことが知られている。我々はSlitrkやその他の神経組織で発現する「LRR-膜貫通」型の一群のタンパク質について遺伝子変異マウスを作製して、その表現型を系統的にするプロジェクトを進めている。その結果、これらのマウスの多くはさまざまな神経疾患に類似の症状を示し、いくつかは疾患モデル動物となるのではないかと考えられた。実際に標的とした複数の遺伝子について神経疾患に関連した変異が報告され、どのように遺伝子産物が疾患の発症に関与するのかが、今後の課題になっている。一方で、LRR-膜貫通タンパク質の一部はシナプス形成・シナプス機能に重要な役割を持つことが明らかになりつつある。これらの分子機能の解明は、高次脳機能の分子基盤の理解に大きく貢献するものと予想している。
世話人
前田 信明 副参事研究員(神経回路形成プロジェクト)
参加自由
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お問い合わせ
(財)東京都医学総合研究所 研究推進課 普及広報係
電話(03)5316-3109