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平成29年度 都医学研夏のセミナー 「臨床教育コース」 「基礎・技術コース」

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公益財団法人東京都医学総合研究所では、平成29年度 都医学研夏のセミナー 「臨床教育コース」 「基礎・技術コース」 を開催いたします。
受講を希望される方は、下記により応募してください。

本セミナーは、臨床医の生涯研修の一環として、最新の医療についての情報提供、病理標本の観察等の実習指導等を目的とした臨床教育コースと、基礎的な実験技術と研究の方法論の実習指導を短期間集中的に行い、神経・精神・臨床医科学の現状と将来展望についての理解の向上を目的とした基礎技術コースからなります。

コーステーマ日 程
(1) 臨床教育コース 神経病理ハンズオン 平成29年7月24日(月)~7月27日(木)
(2) 基礎・技術コース 神経系への遺伝子導入法 平成29年7月31日(月)~8月4日(金)

(1)臨床教育コース

テーマ:「神経病理ハンズオン」

日程 平成29年7月24日(月)~7月27日(木)
セミナー概要 ヒト神経疾患の病理標本を実際に手にとり顕微鏡で観察するハンズオン形式の実習を通し、診断法、病態の理解などについての基本的スキルを養うことを目的とするカリキュラムです。また、脳神経病理データベースに搭載しているデジタルデータをPCによってバーチャル体験するデジタルパソロジー実習も行います。体験する標本は、脳形成異常から老年期脳障害まで幅広い疾病カテゴリーを網羅しており、短期間で多くの疾病を体験することができます。
受講者各人に1台の顕微鏡が用意される他、ディスカッション顕微鏡による個別指導、及び、バーチャルスライドによるデジタル画像データベースを活用したデジタル研修法を導入することにより、実習効率の向上を実現しています。受講者は、病理診断に関わる医師、神経系の専門医を目指す臨床医、神経疾患の病理形態学に興味のある研究者であれば、得るものが大きいと思います。東京医師アカデミーの研修医の参加も歓迎します。
(募集人数 9名)
講師名 新井 信隆(神経病理解析室)
関 絵理香(神経病理解析室)
小島 利香(神経病理解析室)
原田 一樹(防衛医科大学校 医学教育部医学科 法医学部 准教授)
石澤 圭介(埼玉医科大学 医学部病理学 大学病院中央病理診断科 准教授)
宮原 弘明(大分大学 医学部 小児科学講座 講師)
参考文献
  1. 神経病理を学ぶ人のために第4版(平野朝雄著 医学書院、やや専門的、電顕写真が豊富)
  2. 神経病理インデックス(新井信隆著 医学書院、やや初学者向け、カラー写真・イラストが豊富。総論、各論で使用する図、標本の多くは本書に掲載されています)
  3. 講義・実習の際のハンドアウトは順次、開催中に配布され、各自のバインダーも提供されます。

日本神経学会(1単位)、日本病理学会(5点)、日本法医学会(3点)、日本精神神経学会(5点)の専門医生涯教育更新単位が付与される予定となっております。当所で事前に手続きが必要ですので該当者は応募用紙に〇をつけてください。

レクチャー内容(内容は、変更になることもあります。ご了承ください。)

月 日9:00 – 12:0013:00 – 17:00
7月24日(月)神経解剖・神経病理総論
(マクロ、ミクロ)
顕微鏡の見方・染色法
神経変性疾患①(運動ニューロン疾患)
7月25日(火) 神経変性疾患②③
(タウオパチー、シヌクレイノパチ)
神経変性疾患④(TDP-43蛋白病)
神経変性疾患⑤(トリプレットリピート病)
7月26日(水) 発達障害・先天奇形頭部外傷 フリー検鏡
7月27日(木) 中毒・脱髄・感染症てんかん外科病理 フリー検鏡

会場:BC会議室

(2) 基礎・技術コース

テーマ:「神経系への遺伝子導入法」

日程 平成29年7月31日(月)~8月4日(金)
テーマの概要 神経系に外来遺伝子を導入することは、その遺伝子の機能解析とともに、神経系の機能解明に有用である。本セミナーでは、
  1. マウス大脳皮質の初代培養ニューロンの作製
  2. ニューロンへの各種GFP発現ウイルス(アデノ随伴ウイルス)ベクター適用
  3. ウイルスベクターの作製
  4. 子宮内エレクトロポレーションによる遺伝子導入
を実地実習ができます。希望と必要に応じて対応します。学生、初心者の方も歓迎します。
(募集人数 若干名)
講師名 岡戸 晴生(神経細胞分化)
平井‐坂本 志伸(神経細胞分化)
田中智子(神経細胞分化)
高沢克子
参考文献 プリントを配布しますので、必要ありません。

レクチャー内容(内容は、変更になることもあります。ご了承ください。)

月 日 9:00 – 12:0013:00 – 17:00
7月31日(月)遺伝子導入の概説
ウイルスベクター(アデノ随伴ウイルス)作製の概説
マウスへのアデノ随伴ウイルス接種
8月 1日(火) ウイルスベクターの作製開始
子宮内エレクトロポレーションによる胎児脳への遺伝子導入
同左
8月2日(水) ウイルスベクターの作製同左
8月3日(木) 接種マウス灌流固定
子宮内エレクトロポレーションによる胎児脳の固定、切片作製
同左
8月4日(金) 抗体染色、観察総括

※ 初日は9:30から。実験等の進行状況により時間は変動する場合があります。


会場 東京都医学総合研究所 (東京都世田谷区上北沢2-1-6) アクセスはこちら
  • 駐車場はありません。
  • 昼食及び宿泊施設は用意しておりません。
  • 売店等の施設はありませんので、最寄駅付近の店舗をご利用下さい。
応募資格 研究者、医師、技術者及びそれらを志向する学生が対象です。
募集人員
(1) 臨床教育コース :
テーマ(神経病理ハンズオン)〈9名程度〉
(2) 基礎・技術コース :
テーマ(神経系への遺伝子導入法)〈若干名〉
参加費用 受講者の区分により次のとおりです。
(1) 一般(企業) : 26,000円
(2) 研究者(学校教育法に定める学校に所属する者) : 13,000円
(3) 医師・看護師等 : 13,000円
(4) 行政関係者 : 13,000円
(5) 学生 : 5,000円

※ 学校教育法に定める学校以外に附属する研究機関は一般となります。
※ 開講日に受付で 現金 により申し受けますので、釣銭のないようご用意ください。
※ (2)、(3)、(4)の方はIDカードなど所属を証明できるもの、(5)の方は学生証を当日ご提示ください。
※ 一旦納入された参加費は、開講中止などの場合を除き、払い戻しはできませんので、ご了承ください。
※ 領収書につきましては、書式や宛名に関するご要望がある場合は、必ず事前にお申し付けください。
応募方法 「応募用紙」(コピー可)を、下記まで郵送または、メールしてください。
応募締切 平成29年6月23日(金)必着
選考及び結果通知 応募者が募集人員を上回った場合は書面選考の上、受講者を決定します。選考の結果については、合否に関わらず、平成29年7月初旬に通知いたします。

問合せ先

〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6
東京都医学総合研究所 研究推進課 普及広報係 「都医学研夏のセミナー」担当まで
電話:03-5316-3109(直通)
FAX:03-5316-3150
E-mail:koho
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