◆特集
都立病院等連携研究の紹介
都立病院等連携研究課題発表会を終えて
教育研修委員会 委員長 池田 和隆
(財)東京都医学総合研究所では、都立病院等と連携して臨床現場に繋がる研究課題に積極的に取り組んでいます。このような連携研究を一層発展させて研究成果の都民還元を促すために、研究所の教育研修委員会では、毎年、都立病院等連携研究課題を募集して発表会を開催することといたしました。都立病院の職員も含む評価委員会において審査し、認定課題には研究費が配分されます。
今年は、8月31日に発表会が行われ、13の申請課題について厳正な審査が行われました。審査委員会では、全ての申請課題が高く評価され、連携研究課題として認定されました。特に高い評価を受けた4課題について、研究内容をご紹介いたします。また、ご紹介する4課題以外にも以下の9課題が認定され、臨床現場に役立つ研究が活発に実施されることと期待されます。
- 慢性肝炎に対する治療ワクチン開発の基礎研究
(小原 通法) - 日本人標本脳を使用した3Dアトラスの作成
(石塚 典生) - ALS等神経難病者に対する意思伝達支援相談対応ネットワーク構築に関する研究
(中山 優季) - 脳病理デジタルデータベースを活用した教育・診断システムの開発研究
(新井 信隆) - 分子病態を反映した老化変性疾患の早期診断
(内原 俊記) - ALS等在宅人工呼吸実施者における療養の安全性と療養環境に関する研究
(小倉 朗子) - イフェンプロジルの依存物質再使用抑制効果の前向き研究
(池田 和隆) - 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の病態解明のための連携研究
(渡部 和彦) - 抗がん剤血管外漏出に伴う皮膚腫瘍に対する抗VEGF抗体の作用の研究
(小倉 潔)
今回の申請課題以外にも、当研究所では都立病院等から多くの医療従事者が客員研究員や協力研究員などとして来所して様々な研究課題を実施しているとともに、当研究所職員が都立病院等へ赴いて研究を実施しています。病院連携研究は、先端研究と並んで当研究所の柱の一つであり、今後も重点的に推進いたします。
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