
国内外においてウイルスの流行により健康被害や社会的経済損失が常に発生しています。ウイルスは宿主の中で複製して病気を引き起こすことから、ウイルス・宿主側の両方の要因を解析し、その予防や治療の対策を立てることが重要です。
免疫制御ユニットでは、近年アジアで大流行が見られているエンテロウイルスに加えて、厚生労働省が定義する「重点感染症」であるフラビウイルスや予防法・治療法の確立していない肝炎ウイルスを主な対象とした研究を展開しています。これらのウイルスの複製のメカニズムや自然免疫を介した抑制機構を明らかにすることで、治療薬やワクチンの開発につながる研究を推進します。