Reserch

研究内容紹介

視覚病態プロジェクトの研究紹介

先進諸国における失明原因の多くは、網膜と視神経の変性疾患によって占められている。特に我が国では「正常眼圧緑内障」と呼ばれる病態が問題となっているが、その詳しいメカニズムはよくわかっていない。我々はグルタミン酸輸送体の遺伝子欠損マウスが、世界初の正常眼圧緑内障モデル動物となることを報告した(J Clin Invest, 2007)。また治療法の開発を目的として、このような疾患モデルを活用した神経保護研究(EMBO Mol Med, 2010; Cell Death Differ, 2012, 2013)や、グアニンヌクレオチド交換因子であるDock3を利用した軸索再生研究(PNAS, 2010; J Neurosci, 2012; ; Cell Death Differ, 2013; Prog Retin Eye Res, 2014)を展開している。