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論文
タイトル
SARS-CoV-2の脂質ラフトを介した細胞侵入機構の解明
タイトル(英)
参照URL
https://researchmap.jp/komatsuya/published_papers/43114648
著者
小松谷 啓介,酒井 祥太,菊池 紀仁,小倉 潔,川島 育夫,平林 哲也,深澤 征義,花田 賢太郎,長田 直樹,種子島 幸祐,原 孝彦,笠原 浩二
著者(英)
担当区分
概要
COVID-19を引き起こすSARS-CoV-2のエンドサイトーシスによる細胞侵入機構は未だに明らかになっていない。多くのウイルスが脂質ラフトを介した細胞侵入を行うことからSARS-CoV-2も脂質ラフトを介した細胞侵入を行うと考え、研究を行った。その結果、脂質ラフト構成成分であるガングリオシドGM1とSARS-CoV-2スパイクタンパク質subunit 1(S1)が直接相互作用することを表面プラズモン共鳴解析法により見出した。さらに、ガングリオシドGM1との結合は宿主受容体ACE2結合領域とは異なるN末端領域であり、脂質ラフトを介したエンドサイトーシスによる細胞侵入機構を持つ可能性を示した。SARS-CoV-2スパイクタンパク質発現疑似ウイルスとSARS-CoV-2を用いた感染実験を行った結果、ガングリオシドGM1が感染に必要であることが明らかとなった。次に、S1タンパク質で刺激した細胞から脂質ラフト画分を回収すると受容体ACE2やアクチン、アクチン結合タンパク質が脂質ラフトに集積していた。これらの結果から、SARS-CoV-2はガングリオシドGM1脂質ラフトを介したアクチン依存エンドサイトーシスにより細胞内に侵入すると考えられた。(著者抄録)
概要(英)
出版者・発行元
日本脂質生化学会
出版者・発行元(英)
誌名
脂質生化学研究
誌名(英)
65
開始ページ
226
終了ページ
228
出版年月
2023年5月
査読の有無
招待の有無
掲載種別
ISSN
0285-1520
DOI URL
共同研究・競争的資金等の研究課題
研究者