研究紹介




2026年1月5日
蛋白質代謝研究室の吉田雪子室長・遠藤彬則主席研究員、研究技術開発室の西藤泰昌主席基盤技術研究職員、認知症研究プロジェクトの長谷川成人副所長・亀谷富由樹研究員らは「転写因子Nrf1によるプロテアソーム活性維持機構〜糖鎖脱離に伴うアミノ酸配列編集〜」について PNAS に発表しました。
ユビキチン・プロテアソーム系は細胞内で不要となった蛋白質を選択的に分解するシステムで、私たちの身体の維持に必須の役割を果たしています。このシステムの異常は、がんや神経変性疾患、老化などを引き起こすと考えられており、現在、こうした仕組みに着目した薬剤開発が世界的に行われています。
当研究室では、特に糖蛋白質の代謝異常により引き起こされる疾患の発症に深く関わる「糖鎖を認識するユビキチンリガーゼ」に着目し、細胞から個体レベルまでの包括的な研究を通じて創薬研究を展開します。さらに、細胞ストレス下におけるユビキチンリガーゼやプロテアソームの動態や機能の解析を行います。