ユビキチンプロジェクト

蛋白質リサイクルプロジェクト(トップページへ)

プロジェクトの沿革と概要


 細胞内の全てのオルガネラや蛋白質は、千差万別の寿命をもってダイナミックにターンオーバーしており、生物はこの新陳代謝を通して細胞内を浄化すると共に細胞活動を健全に維持しています。この代謝回転の中核を担うユビキチン・プロテアソーム系やオートファジー経路は、様々な細胞内ストレスに応答する手段として、あるいは多様な生体反応を迅速に順序立って不可逆的に進める手段として、生命現象に不可欠な役割を果たしています。

 近年、ユビキチン・プロテアソームシステムやオートファジーシステムの破綻に伴って発症する疾病(癌や神経変性疾患等)に関する報告が急増しており、高齢化社会を迎えた今日では、その生理と病態に関する研究の重要性は拡大の一途を辿っています。

 本プロジェクト「ユビキチンシステムの異常と疾患プロジェクト」は、松田憲之副参事研究員をプロジェクトリーダーとして、2014年4月に発足しました。本プロジェクトでは、選択的なオートファジー、PINK1/Parkinの触媒する異常ミトコンドリア上のユビキチン化とマイトファジー、F-box 蛋白質の関与する分解機構などの研究テーマについて、分子から個体レベルまで多面的に研究を進めています。本プロジェクト研究は、生命の謎に迫るという学術的な重要性のみならず、健康科学の発展に大きく寄与することが期待できます。


News & Topics一覧

  • 2017年9月12日

    研修生募集ページを新設しました。

  • 2017年7月24日

    ユビキチンプロジェクトの吉田雪子研究員らは、損傷リソソームをオートファジーが除去する仕組みを研究し、露出糖鎖がFBXO27によって認識されて、LAMP2がユビキチン化されることが、損傷リソソーム分解の目印となることを解明しました。本成果は Proc. Nat. Acad. Sci. USA (PNAS) に発表されました。【紹介ページはこちら

  • 2017年2月20日

    蛋白質代謝研究室/ユビキチンプロジェクトに所属する小島和華さんが東京大学大学院 修士論文発表会の評価に基づき、「ERA(Excellent Research Award)賞」と「新領域の研究科長賞」をダブル受賞しました。【紹介ページはこちら

  • 2017年2月8日

    ユビキチンプロジェクトの山野晃史研究員が「遺伝性パーキンソン病の発症を抑える分子機構の解明」により、東京都福祉保健局長賞を受賞しました。【紹介ページはこちら

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