蛋白質リサイクルプロジェクト

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プロジェクトの沿革

本プロジェクト:「蛋白質リサイクルシステムの異常と疾病プロジェクト」は、平成2010年4月に東京都医学総合研究所の第二次プロジェクト研究(予定期間:平成2010年4月~平成2015年3月)として小松雅明プロジェクトリーダーの元に発足し、オートファジー(General なオートファジーに加えて、選択的なオートファジーやマイトファジーを含む)の研究領域で顕著な成果を上げてきました。

2014年の4月に小松雅明プロジェクトリーダーが新潟大学医学部の教授として転出されて、それに合わせて2人のプロジェクト所属研究員(蔭山研究員、曽研究員)も転出されました。そこで2014年の4月からは、それ以前にも蛋白質リサイクルプロジェクトと連携して研究を推進していた松田憲之副参事研究員(蛋白質代謝研究室所属)が蛋白質リサイクルプロジェクトを引き継ぐことになりました。さらに、ユビキチン・F-box proteinの研究を行っていた吉田雪子研究員(蛋白質代謝研究室所属)も蛋白 質リサイクルプロジェクトに転任されることになりました。

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2014年4月以降は、プロジェクトリーダーを松田憲之副参事研究員が継承し、新たにPINK1とParkinが関係する「異常ミトコンドリアに対するオートファジー(マイトファジー)」や、「F-box protein の解析」を研究課題に追加して、プロジェクトを推進します。また、小松雅明プロジェクトリーダーらが進めていたオートファジーに関する研究課題も、引き続き蛋白質リサイクルプロジェクトに在籍する一村義信研究員が中心となって継続します。

そのような背景があるために、Home Page 中では、小松雅明プロジェクトリーダーが率いてきたオートファジー研究の成果と、松田憲之(現)プロジェクトリーダーや吉田雪子研究員が行ってきたパーキンソン病・ユビキチンに関する研究の成果と、両方の研究成果が併用して記載されている箇所があります。

プロジェクトの概要

細胞内の全てのオルガネラや蛋白質は、千差万別の寿命をもってダイナミックにターンオーバーしており、生物はこの新陳代謝を通して細胞内を浄化すると共に細胞活動を健全に維持しています。この代謝回転の中核を担うユビキチン・プロテアソーム系やオートファジー経路は、様々な細胞内ストレスに応答する手段として、あるいは多様な生体反応を迅速に順序立って不可逆的に進める手段として、生命現象に不可欠な役割を果たしています。

近年、ユビキチン・プロテアソームシステムやオートファジーシステムの破綻に伴って発症する疾病(癌や神経変性疾患等)に関する報告が急増しており、高齢化社会を迎えた今日では、その生理と病態に関する研究の重要性は拡大の一途を辿っています。蛋白質リサイクルプロジェクトでは、選択的なオートファジー、PINK1/Parkinの触媒する異常ミトコンドリア上のユビキチン化とマイトファジー、F-box 蛋白質の関 与する分解機構などの研究テーマについて、分子から個体レベルまで多面的に研究を進めています。本プロジェクト研究は、生命の謎に迫るという学術的な重要性のみならず、健康科学の発展に大きく寄与することが期待できます。

News & Topics一覧

  • 2014年5月1日

    英国科学雑誌「Nature(ネイチャー)」に蛋白質リサイクルプロジェクトリーダーの松田憲之副参事研究員、佐伯泰副参事研究員、田中啓二所長らの研究成果が発表されました。【紹介ページはこちら

  • 2013年9月6日

    一村義信研究員らの研究成果が「Molecular Cell」に掲載されました。【紹介ページはこちら

  • 2013年9月1日

    2013年9月10日 第5回 都医学研国際シンポジウム「オートファジー:基本分子機構から生理・病態まで」を開催致します。【HPはこちら

  • 2013年6月28日

    新学術領域研究「オートファジーの集学的研究:分子基盤から疾患まで」が発足しました。【HPはこちら

  • 2012年8月11日

    第17回日本病態プロテアーゼ学会学術集会において、大学院生の斉藤哲也が学会奨励賞を受賞しました。
    学会HPはこちら

  • 2012年8月1日

    ラボメンバー写真を更新しました。

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