現代社会と睡眠
睡眠は現代社会の問題1
現代社会では夜型化と短時間睡眠化が進行し、日本人の平均睡眠時間はこの50年で8時間17分から7時間15分へ1時間以上短縮しています(図)。労働の質的変化もあって、慢性的な睡眠障害を訴える人が増えています。
睡眠は現代社会の問題2
睡眠障害は代謝異常・免疫力低下といった身体疾患、うつ病や不安障害など精神疾患へのリスクを高めます。また成績や効率の低下は日常生活の支障につながります。社会経済的損失のGDPに占める割合は、日本が最悪です(表:年間1380億ドル=約15兆円)。
睡眠障害に伴う社会生活上の最大の課題は眠気です。