正田)学部生の頃から大学院進学は決めていました。
教職課程を履修していたとき、授業の中で精神疾患に興味をもったことで、精神医療の分野で大学院に進学しようと考えました。大学時代の友人たちも大学院を選択する方が多かったこともあり、大学院進学の心理的なハードルは低かったです。
正田)大学院進学を選んだ時点で、博士課程まで進むことは決めていました。家族も賛同してくれました。
正田)学部生の頃は、大阪の大学に在籍していました。学部のときから興味を持った分野を専攻していましたが、お世話になっていた先生の定年退職に伴って、外部の大学院を探すことになりました。そのときに見つけたのが医学研です。
正田)お二人とも頼れる先生です。
先生から声をかけていただいて論文やポスター発表の練習に付き合ってもらえましたし、非常にお世話になっています。
正田)マウスを用いた統合失調症の発症メカニズムの解明を目指して研究しています。
とくに社会的なストレスと脳の糖化、統合失調症の3つの関連性について研究しています。
正田)大学の研究室よりも外部とのやりとりが多いところが良かったです。他の研究機関の先生とのやりとり以外にも、理化学用品の業者の方とも直接やりとりできるのは良い経験になっていると思います。
正田)他大学と共同研究しているラボのメンバーはミーティングを重ねています。また外部の機関ではないのですが、私自身も医学研の心の健康ユニットのコホート研究に補助として参加できて、他ではできない経験が積めていると思います。
正田)いえ、私の所属する統合失調プロジェクトは、3つの大学から学生が集まっていますが、メンバーの関係は良好です。みんなで鍋を囲んだり、もんじゃを食べに行ったり、風通しの良い環境だと思います。研修生控室もあって、他ラボに所属の学生とも話せる環境もあり、むしろ内部進学では得られなかった環境は利点だと感じます。
正田)今は企業に就職を考えています。ここでの経験を活かして企業研究者としてのキャリアを積みたいです。今いる東京や、地元の大阪だけにこだわらず、国内外で必要とされる人材を目指します。
正田)今は行き詰っているところです(笑)。統合失調症の症状改善について明らかにすることはできたのですが、メカニズムについてはまだ研究の余地があるので、さらに掘り下げられるよう頑張ってみたいです。
正田)テニスはずっと続けているので、テニスで体を動かして発散しています。
正田)予防、治療、予後までをワンストップでアプローチすることでQOLの向上に貢献したいと考えています。企業に就職しても、このアプローチから精神疾患に関わることができればうれしいです。
正田)医学研は多様な人と関わることができる環境で、自分の視野を広げることに役に立つと思います。もちろん技術や知識も高められる環境です。研究熱心な方が多いので、研究に没頭したい方にピッタリの場所ではないでしょうか。