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公社多摩北部医療センター臨床研究セミナー

公社多摩北部医療センター臨床研究セミナー(H31/1/18)

1月18日(金曜日)、当研究所は、公益財団法人東京都保健医療公社多摩北部医療センター(以下、「センター」という。)との新たな試みとして、センターにて、「臨床研究セミナー」を共同開催しました。

冒頭、センターより、三谷健一内科系副院長の挨拶に続き、平成29年末以来、当研究所花粉症プロジェクトと共同研究を実施中の「巨細胞性動脈炎の病態解明」の進捗状況などについてリウマチ膠原病科の杉原誠人医長から報告がありました。

さらに、血液内科の萩野剛史医長による、当研究所の幹細胞プロジェクトと共同研究を実施中の「液性免疫早期回復の指標hematogonesの臨床的意義」に関する報告では、今後、展開する具体的な見通しにも言及されました。

当研究所からは、池田和隆精神行動医学研究分野長が「オピオイド感受性個人差の遺伝子要因」についてと題した報告を行い、続いて、糸川昌成副所長が、都立松沢病院で自ら実施した医師主導治験を例に「都立病院における医師主導治験」と題して、報告を行いました。

さらに、当研究所知的財産活用センターの青木一正・副センター長から、「知的財産の権利化及び活用への支援」との題で、研究成果の実用化を図る際に必要な取組みについて、当研究所が病院への支援を行う旨などが紹介されました。

池田分野長及び糸川副所長の報告に対しては、センターの複数の医師等から、日々の臨床業務の中での問題意識に根差した積極的な質疑が寄せられました。

今回の取組は、参加者の多くから、有益な内容であった等の好評を得ることができました。引き続き、こうした活動にも着実に取り組んでまいります。


写真:上から、萩野医長(センター・血液内科)報告の様子、池田分野長(医学総合研究所)報告の様子

写真:左(上)から、萩野医長(センター・血液内科)報告の様子、池田分野長(医学総合研究所)報告の様子