統合失調症の
原因究明と予防・治療法の
開発プロジェクト
統合失調症プロジェクトでは、常勤研究員1名を募集しています。研究室では、統合失調症をはじめとする精神疾患の原因、病態の解明とその予防・治療法の開発を目指しております。精神医学に興味のある皆さんのご応募をお待ちしております。詳細は、「人材募集」の項目をご覧ください。
統合失調症をはじめとする精神疾患の研究は、脳と身体の統合的な健康増進・リスクの分子機序解明とそのエビデンスに基づいたより「個」に寄り添った先制医療が求められる時代へ変わりつつあります。統合失調症の当事者やご家族の切実な思いに、基礎科学と臨床医学は如何なる答えを導き出せるのであろうか。
私たちのプロジェクトでは、basic scienceとclinical scienceの両軸の強みを活かし、多面的なアプローチから統合失調症の分子病態を理解し、より早期からの予防と治療法の創出を目指します。特に、特徴的な症例が物語る「個」を起点に、個々の状態像を映し出す新たな代謝分子に着目し、動物モデル・細胞モデルを活用してその分子メカニズムを明らかにします。また、ライフステージの視点からより適切な予防戦略と介入時期を明らかにします。