ウイルスって何？ －ウイルスが引き起こす病気について－

サイエンスカフェとは、和やかな雰囲気の中で研究者と自由に語らいながら、医学研で進められている研究を体験してもらう場です。

ウイルスは、自分自身では増える事が出来ず、他の生物の細胞内に入り込んで細胞内にある物質を利用して増殖する微生物です。目に見えない程非常に小さなウイルスが人や動物の体に侵入し、増殖すると様々な病気を引き起こす事があります。秋から冬にかけて寒くなってくると流行する風邪やインフルエンザはウイルスが引き起こす病気です。また、ニュースなどに出てくるエボラ出血熱といった死亡率が高い病気もウイルスが原因です。

今回は、ちっぽけなウイルスが体に侵入して病気を起こす仕組みと侵入したウイルスを排除しようとする体の防御システムについてご紹介します。

また、ウイルス粒子の観察や検出を体験して頂き、ウイルスが引き起こす病気とその予防や治療について、一緒に考えてきたいと思います。