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ゲノム医学研究センター

約30億の塩基対により構成されているヒトゲノムの機能、とりわけ遺伝子の発現に注目した研究を展開していきます。
また都立病院等と連携し、疾患の原因となる分子機構を解明するとともに、各プロジェクトで顕在化してこなかったゲノム解析研究テーマを共同して追求することで、幅広い医学研究を推進します。

研究内容

ヒトの体を構成する約37兆個の細胞はいずれも同一の遺伝情報(ゲノム)を持ちますが、発現する遺伝子は細胞ごとに異なり、また、疾患等の環境要因によっても変化します。こうした仕組みを解明することは、ヒトの疾患研究を含む生命科学において中心的な課題となっています。

ヒトは約2万個のタンパク質コード遺伝子を持つことが知られていますが、これが占める塩基配列はヒトゲノムの約1%に過ぎません。一方、細胞の種類や環境に応じて遺伝子の発現を調節する塩基配列は残り約99%の中に存在します。私たちは、それぞれの細胞が示す異なる転写プロファイル、転写産物を明らかにし、それを制御する仕組みを解明するゲノム医学研究を推進していきます。