- この都民講座は終了しました。 -
※ 新型コロナウイルス感染状況等により、開催を中止する場合がございます。
その際は当ページにてお知らせいたします。
ハイブリッド開催
2024年度 第3回 都医学研都民講座
東京大学ニューロインテリジェンス国際研究機構 特任教授 長井 志江
近年、脳の機能を統一的に説明する理論として「予測情報処理」が注目を集めています。脳は感覚器からのボトムアップな感覚信号と、意図や信念に基づく内部モデルからのトップダウンな予測信号を統合し、予測誤差を最小化するように知覚や運動を生成すると考えられています。本講演では、予測情報処理理論を構成的アプローチから検証した研究を紹介します。感覚運動経験を通した内部モデルの獲得と感覚・予測信号の精緻化が、認知機能の発達を導くこと、身体性に基づく多感覚信号の統合が社会的能力を創発させること、さらに、予測情報処理の変調が発達障害などの神経多様性を生じることを、神経回路モデルとロボットを用いた実験により示します。
群馬大学 大学院医学系研究科 遺伝発達行動学 講座主任・教授 三好 悟一
自閉スペクトラム症(ASD)はクラスに1人程度の頻度で発症し、社会的コミュニケーションが困難で強いこだわりやくり返し行動がみられる発達障害です。近年のモデル動物を用いた研究では成体での解析が多く、幼児発達期における発症のタイミングやメカニズムを理解する試みは数少ない現状です。私たちのグループでは、新たにモデルマウスを作製し、生後2週目の1週間がその後の発症を左右する臨界期であることを発見しました。臨界期にモデルマウスの抑制回路に介入すると、自閉スペクトラム症の重要な指標である社会性行動異常をより悪化させることも、逆に治療回復することも可能であることを解明しました。
日時 | 2024年7月18日(木)14:30~16:00 |
---|---|
場所 | 東京都医学総合研究所 講堂 および オンライン(Zoom) |
定員 | ◆対面式(都医学研講堂)◆ ◆オンライン(Zoomウェビナー)◆ |
参加費 | 無料 |
申込方法 | ◆対面式(都医学研講堂)◆ 件名に「第3回都医学研都民講座(対面式希望)」、本文に「氏名(フリガナ)」「参加希望人数」複数名希望の場合は「同伴者氏名(フリガナ)」「電話番号(日中のご連絡先)」を入力の上、下記申込先までE-mailでお申し込みください。 【申込先】tomin メール申込後、7営業日以内に確認メールが送信されます。確認メールには注意事項等が記載されていますので、必ず内容をご確認ください。確認メールは「tomin」から送信されますので、メールを受信できるよう事前に受信設定をご確認ください。 ※確認メールが届かない場合は、お手数ですが下記の問合先までお問い合わせください。 ◇往復ハガキの場合「第3回都医学研都民講座(対面式希望)」と明記の上、「住所」「氏名(フリガナ)」「参加希望人数」複数名希望の場合は「同伴者氏名(フリガナ)」「電話番号(日中のご連絡先)」をご記入いただき、下記申込先までお申し込みください。 【申込先】 ※新型コロナウイルス感染症の拡大状況により、講堂での開催を中止する場合がございます。その際は当ページにてお知らせいたします。 ◆オンライン(Zoomウェビナー)◆ Zoomの登録フォームから事前登録を行ってください。 こちらへ zoom【登録フォーム】 登録後、確認メールが自動送信されます。確認メールには視聴用URL・注意事項等が記載されていますので、必ず内容をご確認ください。確認メールは「no-reply@zoom.us」から送信されますので、メールを受信できるよう事前に受信設定をご確認ください。 ※ 確認メールが届かない場合は、お手数ですが下記の問合先までお問い合わせください。 ※ お申し込み1件につき、1つの端末(パソコン・タブレット・スマートフォン 等)をご使用ください。 |
申込締切 | 2024年7月11日(木) |
参加条件 | オンライン開催についてはウェブ会議システム「Zoom」を使用します。 事前に「Zoom」の「ミーティングテスト(https://zoom.us/test )」ページにて、アプリのダウンロードと音声の送受信が可能であることをご確認ください。 ※Zoomが利用できるパソコン等(必須)・ヘッドセット等(任意)は各自でご用意ください。 |
注意事項 |
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来場者の皆様には以下の予防対策へのご協力をお願いいたします。
|
お問合せ | 事務局 研究推進課 普及広報係 TEL:03-5316-3109(平日 午前9時〜午後5時) E-mail:tomin |
主催 | 公益財団法人 東京都医学総合研究所 |