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2019年度 第7回 都医学研都民講座
池田 和隆
米 国でのオピオイド危機など世界的に薬物乱用問題は極めて深刻であり、日本でも問題が急拡大する可能性があります。また、2018年に特定複合観光施設区域整備法(IR法)やギャンブル等依存症対策基本法が施行され、依存症や行動嗜癖に対する社会的関心が高まっています。さらに世界保健機関(WHO)がゲーム症を新疾患とするなど、対応すべき範囲は拡大しています。このような社会状況の変化と問題に対して、日本学術会議において2017年にアディクション分科会(委員長:池田和隆)が設立されて、対策が検討されています。一方、東京都医学総合研究所では、国立精神・神経医療研究センターなどと共同で、依存症治療薬の開発を進めています。
松本 俊彦
人 はいかなる快感にも呆れるほどすぐに倦む生き物です。それは、私たちの中枢神経系は悲しいほど簡単に刺激に鈍麻し、快楽に倦んでしまいやすい性質を持っているからです。それにもかかわらず、一部の限られた人たちだけがいつまでも倦むことなく、その物質を使い続けるのはなぜなのでしょうか。こうした問いに対する一つの回答として、Khantzianの「自己治療仮説」という理論があります。今回の講演では、この自己治療仮説をもとに、人がなぜ依存症になるのか、そして、そこからの回復のために必要なものは何であり、依存症に苦しむ人たちのために私たちひとりひとりできることは何なのか、という問題について考えてみたいと思います。
日時 | ① 2020年1月18日(土)午後2時半~4時 (開場午後1時半) |
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場所 | 一橋講堂 (東京メトロ半蔵門線・都営三田線・都営新宿線 神保町駅 徒歩約4分、東京メトロ東西線 竹橋駅 徒歩約4分) アクセス情報はこちら ![]() |
定員 | 500名様 入場無 |
申込方法 | 往復ハガキまたは電子メールにて (1通につき2名様まで)※ 先着順(締切日必着)
※ なお、無効となる場合がありますので、記入漏れのないようにご注意ください。 ※ スマートフォン、携帯電話からのメールによるお申込みの場合は、受信拒否設定の解除をお願いいたします。 ※ 応募メールを送信してから、3営業日以内に弊所からの受付メールが届かない場合は、恐れ入りますが、迷惑メールフォルダをご確認ください。迷惑メールフォルダにも不着のようでしたら、メールアドレス、本文、件名等を再確認頂き、メールの再送信をお願いいたします。 ※ 要約筆記あり |
申込締切 | 2020年1月13日(月) (必着) |
問合せ | 普及広報係 TEL.03-5316-3109 FAX.03-5316-3150 |
主催 | 公益財団法人 東京都医学総合研究所 |