2019年度 連携大学院生の声

~都医学研に来たきっかけ、これから目指すこと~

都医学研を志望したきっかけ

学部生の頃は、所属する大学で研究を行っていました。修士に進学して研究を続けたいと考え始めたときに、このまま同じ研究室で続けていくか・修士から外部の研究室へ移動するか、二つの選択肢で迷っていました。興味があるテーマの研究室を調べながら、大学院の説明会などに参加し様々な研究の話を聞いていたときに、現在の研究室を見つけました。

当時は、学内にある研究室へ所属することしか考えていなかったのですが、研究所の充実した実験設備や研究環境・現在所属する研究室の研究内容についてのお話を聞いて、ここで研究したいと思い志望しました。また、都医学研には修士課程の学生からリサーチ・アシスタント(RA)制度を申請できるので、多くの時間を研究に費やすことができることも都医学研を志望した理由の1つです。

研究の目標

鷺さんフォト

現在は大腸菌をモデル生物として、グアニン4重鎖構造など特殊なゲノム構造によるDNA複製への影響について研究を行っています。まだ明らかになっていないことが多いですが、最終的には新薬開発など応用研究へ貢献できる基礎研究になればいいなと思いながら研究をすすめています。最初は研究室内の機器で行える実験がほとんどでしたが、最近では共通機器を使用する機会も増え、改めて都医学研の研究機器がいかに充実しているか実感しています。

自分を成長させる機会に

鷺さんフォト

都医学研では基礎研究から応用研究まで幅広く研究が行われており、定期的に外部の先生に講演していただく医学研セミナーや、年に数回、所内で国際シンポジウムも開催されています。様々な分野の最先端の研究にふれる機会が大学と比べると多く、異なる分野の知見を深められるだけでなく、発表の仕方・考え方など研究内容以外にも学ぶことが多く、身近に自分を成長させる機会がたくさんあります。

大学の研究室とは異なり、一つの研究室に所属する学生は多くありませんが、研修生控室などで他の研究室の学生と話す機会も多いので、いろんな大学の人と交流できます。

研究に熱心な学生が多く、気軽に話しながらも日々刺激をうけながら生活しています。