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タンパク質の実験構造・予測構造情報をうまく使うには

演者 服部 素之
復旦大学生命科学学院(中国)
教授
会場 対面式(講堂)
日時 2026年5月15日(金曜日)16:00~17:00
世話人 篠崎 陽一
視覚病態プロジェクト
参加方法 詳細は事前に下記問合せ先までご連絡ください
お問い合わせ 研究推進課 普及広報係
電話 03-5316-3109

講演要旨

クライオ電顕による単粒子解析の進展と、AlphaFoldに代表される構造予測技術の飛躍的発展により、利用可能な構造情報は数年前とは比べものにならないほど増加している。一方で、構造生物学やその関連分野以外では、これらの情報を十分に活用できているとは言い難いもったいない状況もまだまだ見受けられるように思う。

本セミナーでは、「タンパク質の実験構造・予測構造情報をうまく使うには」という観点から、講演者の最近の研究のうち以下の2点を紹介する。

  • 創薬ターゲットとして知られるP2X7受容体について、薬剤との複合体構造解析情報に基づき、受容体への点変異導入をベースとしたヒト化マウスの創出 (Nat Commun 2025, PMID: 41330895)
  • CNNM/CorCマグネシウム輸送体に関し、実験構造が未知であった外向き開状態をAlphaFoldで予測することで、輸送サイクルのダイナミクス解析の展開 (Structure 2025, PMID: 39510076)

これらの事例を通じて、より多くの研究者が実験構造や予測構造を自身の研究に有効活用するための具体的な示唆を提供したい。