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ATP受容体、ミクログリア、痛み、そしてモルヒネ

演者 井上 和秀
九州大学高等研究院
特別主幹教授
会場 ハイブリッド(講堂+Zoom)
日時 2026年4月15日(水曜日)16:00~17:00
世話人 池田 和隆
依存性物質プロジェクト
参加方法 詳細は事前に下記問合せ先までご連絡ください
お問い合わせ 研究推進課 普及広報係
電話 03-5316-3109

講演要旨

近年、さまざまな分野でATP受容体(P2Rs:P2XとP2Yに大別)の重要性が指摘されている。ATP受容体には多くのサブタイプがあるが、生理活性物質に対するEC50が数nMのP2Y12から数mMのP2X7まで、その感度差は実に100万倍である。このような受容体は他に例を見ないが、その感度差を持って部位特異性と機能特異性を発揮し、中枢神経系を含め、生体を極めて巧みに制御している。私はこれまで多くの優れた協力者とATP受容体研究を進めてきて、興味深い成果を発表(Nature2003; 2005; 2007, Science 2022. etc.)してきたが、研究の方向性を決める分岐点で、何がきっかけでミクログリアに出くわし、神経障害性疼痛とP2X4の関係に気づいたのかなど、その折々での出来事などについて触れていきたい。若き研究者のヒントになれば幸いである。