研究成果の実用化に向けては、人に由来した試料を利用したり、人を対象とした研究を行わなければなりませんが、これらの研究を適切に行うためには、研究の倫理性(研究にご協力頂く方の権利保護と安全確保)と科学性(科学的信頼性の確保)の両立が求められます。
個々の研究者は、学術的関心と社会的使命の下に、情熱と誠意をもって研究に励んでいますが、研究者の思わぬところで、このどちらかあるいは両方が損なわれることを防ぐため、当研究所において、人を直接の対象とするか、または人由来の試料を用いて行う研究については、国の指針に準拠して設置した、人対象研究倫理審査委員会における審査を経て、当研究所長による承認を受けた後に着手することとしています。
研究に着手した後も、実施状況や個人情報を含む試料等の管理状況を定期的に確認するなどの対応を通じて、適切な管理体制を確保しています。
また、人を対象とする研究を行うにあたり、研究者には、研究活動を誠実に行う責任はもとより、常に高い倫理観と社会的良識を持ち、人間の尊厳と生命倫理を守り尊重することが求められます。
そのため、当研究所において人を対象とする研究に携わる全ての研究員・職員・学生を対象に、研究倫理に関する研修・教育を実施しています。
国の定める諸法令および倫理指針などを踏まえ、当研究所において研究を行う際に遵守すべき事項および所要の手続き等を定めています。
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