平成30年度 連携大学院生の声

~都医学研に来たきっかけ、これから目指すこと~

都医学研を志望したきっかけ

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私が都医学研での研究生活をスタートさせたのは学部4年次からです。私が所属する大学では学部4年次から各研究室に配属され卒業研究を行います。

私はもともと環境科学、特に生態学を学んでおり、現在行っているような医学研究とは全く無縁でした。それまでは野外実習が中心で、海洋に生息する生物の種類や数の調査、湖に生息するプランクトンの解析などを行っていました。

転機が訪れたのは配属研究室を決める時です。最初は生態学の研究室に行こうと思っていたのですが、いざ研究という側面でそれらを見たときに自分の中で「何のために行うのか」、「その成果が何につながるのか」が明確でない部分がありました。野外に出ての調査はとても魅力的だったのですが、それまで明確な目的意識を持たずに調査を行っていた自分に気がついたのです。そんな中、配属研究室の説明会の際に初めて都医学研の存在を知りました。都医学研では「生命医科学研究を推進して、保健・医療・福祉の向上に貢献すること」が目的として掲げられています。私は、研究の目的がはっきりしていること、また将来自分の研究が人の役に立つかもしれないとの思いから、都医学研で研究を行うことに決めました。

研究・学び

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現在私は緑内障という眼の病気の研究を行っています。緑内障は日本の失明原因として最も多い病気ですが、根本的な治療法は見つかっていません。日々、“どうすれば緑内障が治療できるか”を考えながら研究に取り組んでいます。

実際に都医学研で研究を行うようになってから学んだことがいくつかあります。目的を持って研究することもその1つですが、最も勉強になったことはプレゼンテーションについてです。私は指導教官から、研究者に必要なことは目的意識、実験技術、英語力、プレゼンテーション能力であると教わりました。どんなに素晴らしい研究を行っていても、その内容を知らない人たちにきちんと伝わらなければ意味がありません。都医学研では年に数回研究発表会が行われ、学生も発表することができます。私はこれらの発表会を通じて、プレゼンテーションがいかに大事であるか、どのようにすれば伝わるのかを学ぶことができました。

都医学研という進路

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都医学研では潤沢な設備が揃っており、一流の研究者の指導を直接受けることができます。また、自身の研究内容を発表する機会にも恵まれており、研究者としての総合力を養うことができます。

研究に少しでも興味のある方は都医学研を進路の候補に入れることをおすすめします。