編集後記

編集後記


2023年度になり、都医学研でも対面の行事開催が戻って参りました。笠原研究員、西村研究員による開催報告にもありました「Tokyo ふしぎ祭(サイ)エンス 2023」。実に4年ぶりの開催となったこのイベントに、私自身ワクワクする気持ちが蘇ります。白衣に袖を通し、どこか得意げな表情を浮かべる子どもたち、DNAストラップを一生懸命に作るその眼差し、研究員の説明に頷きながらメモを取る親子の様子。忘れかけていた対面でこそ得られるインタラクティブなコミュニケーションの重要性を再認識いたします。また一方で、居る場所にとらわれることのないコミュニケーションが実現する様々なツールが幅広い世代に広がりました。テクノロジーがもたらす便利さが社会全体に急速に浸透したことは間違いありません。アフターコロナにおいて、世の中は今後どのような変化を受け入れていくことになるのでしょう。暑さ増してきた今、少し先の本号刊行の頃を想像するだけでも、社会の変化が垣間見られるのではないかと想像いたします。オンラインとオフライン、今後もより多くの皆様へ都医学研からの発信をお届けできますと幸いです。