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第7回駒込・医学研リサーチカンファレンス

日時:平成31年1月31日(木) 17:30~19:00

場所:駒込病院 3号館3階 会議室4・5・6

司会
都立駒込病院臨床研究支援室 原田結花
都医学研病院等連携研究センター 糸川昌成
テーマ 「がんゲノム医療連携病院」指定を踏まえて
演者 山口 達郎 (がん・感染症センター都立駒込病院 大腸外科/ 遺伝子診療科 部長)

テーマ 都立病院における医師主導治験の実例
演者 糸川 昌成 (東京都医学総合研究所 副所長)

テーマ 知的財産の権利化及び活用への支援
演者 青木一正 (東京都医学総合研究所 知的財産活用センター 副センター長)

意見交換

「第7回駒込病院・都医学研リサーチ・カンファ」 を開催しました



1月31日(木曜日)、当研究所では、都立駒込病院において、当研究所の研究者と駒込病院の医師等が、研究や診療の事例を基に、臨床に根差した研究交流を行う「リサーチ・カンファ※」を開催しました。今回は7回目で、昨年2月の前回に引き続き「がんゲノム医療」をテーマとしました。

最初に、駒込病院大腸外科/遺伝子診療科の山口達郎部長から、「『がんゲノム医療連携病院』指定を踏まえて」と題して、平成30(2018)年10月に駒込病院が「がんゲノム医療連携病院」に指定されたことを受け、がんゲノム医療の最新情勢及び将来展望などに関する話題提供がありました。

当研究所からは、精神科医でもある糸川昌成副所長が「都立病院における医師主導治験の実例」について、都立松沢病院で自ら実施した医師主導治験の経験をもとに、今後、がんゲノム医療の進展が想定される駒込病院における治験や臨床研究などの展開も念頭に置いた話題提供を行いました。

さらに、当研究所知的財産活用センターの青木一正副センター長から「知的財産の権利化及び活用への支援」との題で、都立病院等の臨床業務や研究から生じた知的財産の権利化への支援(当研究所「経営改革プラン」に掲載)にも触れつつ、研究成果の実用化を図る局面で求められる取組みを紹介しました。

今後、がんゲノム医療の一層の伸展が期待される中で、今回のリサーチ・カンファは有益な機会となりました。駒込病院でのリサーチ・カンファは、来年度も引き続き実施する予定です。

※リサーチ・カンファ:リサーチ・カンファレンスを基にした名称。個々の症例ではなく、疾患やケアに関する研究について各々の立場から検討し合うことを目的とした連絡調整会議。


写真 上:席上での議論の様子(左端:糸川副所長、演台:山口部長)、下:開会挨拶(原田医長)