2026 年に入り、5月にもかかわらず記録的な暑さが続き、6月には季節外れの台風の接近など、今年も異常気象を身近に感じる日々が続いています。こうした不安定さは、実は研究の現場にも及んでいます。国際情勢の影響で試薬が手に入りにくくなったり、価格が上がったり、さらに円安の影響で、海外製の試薬や機器だけでなく論文を発表するための掲載費まで大きな負担になっており、今までと同じ水準の研究を続けるだけでも年々難しくなっています。
それでも、研究の面白さや大切さを伝えることまで諦めるわけにはいきません。筆者は7月に都民講座「ドラゴンの眠りから読み解く睡眠の進化とメカニズム」を開催し、8月には高校生を対象とした夏のセミナーを企画しています。厳しい状況だからこそ、科学に触れる場を大切にし、未来の研究を支える世代に少しでも刺激を届けられればと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。