編集後記

編集後記


バタフライ効果(butterfly effect)という言葉があります。元々は、アメリカの気象学者エドワード・ローレンツが、気象予測の長期予測不能性や予測不可能性を表すものとして、1972年に行った講演のタイトルに由来し、蝶の羽ばたきように些細なことが遠く離れた場所でトルネードのように大きな被害をもたらすというものです。

当時と比べて現在は、SNSの広がりもあり、情報に関しては比べ物にならないくらい拡散範囲が広がり、そのスピードも驚くほど早くなっています。最近のバイトテロや外食テロと言われる行為は、自らの行為や言葉が大きな反響や影響を及すことに思い至らないことが原因と思いますが、こういったニュースを見ると、比喩的な意味ではなくバタフライ効果(結果は自分に返りますが、被害を受ける方はたまったものではありません。)となっている気がします。このような行為は言語道断ですが、自身が発する言葉や行いがどのような影響や効果をもたらすのか、常に考えなければと改めて意識させられました。