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演者 | 皆川 栄子 NCNP(国立精神・神経医療研究センター)神経研究所 疾病研究第4部 |
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会場 | オンライン(Zoom) |
日時 | 2021年1月13日(水曜日)16:00~17:00 |
世話人 | 本多 真 睡眠PJリーダー |
参加自由 | 詳細は下記問合せ先まで |
お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
神経変性疾患の病態には遺伝的要因と非遺伝的要因が複合的に寄与します。遺伝的要因の解明が進んでいる一方で、どのような非遺伝的要因が疾患の発症や進展に寄与するのか、またその機構については不明な点が多く残されています。
神経変性疾患の患者には、病初期から様々な睡眠の異常が出現します。このような睡眠の異常は、従来、睡眠-覚醒や概日リズムを制御する脳部位に神経変性が波及して出現すると考えられてきましたが、近年、従来の理解とは逆に、睡眠の異常が神経変性疾患の病態を修飾する可能性が示唆されています。本講演では神 経変性疾患の病態を修飾する非遺伝的要因の候補としての睡眠に焦点を当て、最新の知見をご紹介いたします。