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演者 | 釣木澤 朋和 産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門 ニューロリハビリテーション研究グループ 主任研究員 |
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会場 | オンライン(Zoom) |
日時 | 2020年12月10日(木曜日)15:00~ |
世話人 | 隈元 拓馬 脳神経回路形成プロジェクト |
参加自由 | 詳細は下記問合せ先まで |
お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
機能的MRI法(fMRI)は神経活動に付随する水分子プロトンをとりまく環境の変化(神経血管相互作用、化学シフトなど)を介して全脳の神経活動を非侵襲的に計測する方法である。ヒトの脳機能計測法として多用されているが、近年の高磁場MRIの発展によりげっ歯類モデルでも高分解能でのfMRI計測が可能である。fMRIはヒト脳機能イメージングとげっ歯類モデルでの侵襲計測との間の双方向橋渡し研究として期待されるが、動物基礎研究とfMRI研究との間にはまだまだ壁があるのが現状である。本セミナーを通してこの壁を取り払い、今後の小動物MRIイメージングを使った橋渡し研究の活性化を目指す。初めに高磁場げっ歯類fMRIについて紹介し、さらにMRIと基礎脳科学研究技術(モデル動物・化学遺伝学・電気生理学等)の融合による最新の研究成果について紹介する。