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演者 | 井上 高良 国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 疾病研究第6部 第2研究室 室長 |
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会場 | オンライン(Zoom) |
日時 | 2020年11月20日(金曜日)16:00~ |
世話人 | 丸山 千秋 脳神経回路形成PJリーダー |
参加自由 | 詳細は下記問合せ先まで |
お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
哺乳類に特徴的な脳領域『大脳皮質』は、組織構築様式と司る機能の違いから幾つかの『領野』に区分されることが良く知られている一方で、機能領野個々のアイデンティティがいかに規定されているのかについては不明な点が多い。
細胞接着分子カドヘリン6 (Cdh6) はマウス大脳皮質の特定領野に対応して発現する数少ない遺伝子のひとつである。本セミナーでは、細菌人工染色体 (Bacterial Artificial Chromosome: BAC)を基盤とした先端ゲノム操作技術の適用で初めて明らかとなった巨大Cdh6遺伝子の発現調節機序とはどのようなものかを概説するとともに、これら発現調節機序の特徴を足掛かりに大脳皮質機能領野個々の発生・進化様式をトレーシングする試みについて紹介する。