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演者 | 多賀 厳太郎 東京大学大学院教育学研究科 教授 |
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会場 | オンライン(Zoom) |
日時 | 2021年1月22日(金曜日)16:00~ |
世話人 | 丸山 千秋 脳神経回路形成PJリーダー |
参加自由 | 詳細は下記問合せ先まで |
お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
ヒトの胎児期から新生児・乳児期にかけて、発達中の脳を非侵襲かつ安全にイメージングする方法を用いて、マクロな脳の形態やネットワークの形成、自発活動の生成や機能的活動の発達、行動認知発達との連関等を解析することが可能になってきた。本講演では、近赤外分光法NIRSを用いた乳児の脳イメージング手法の発展のあゆみを紹介するとともに、そこで明らかになってきた成人の脳とは異なる乳児期に特有の脳の性質を示す。さらに、胎児期から新生児期にかけて脳の構造・機能発達に重要な役割を果たしていると考えられるサブプレートニューロンに焦点を当て、MRI、NIRS、脳波等の手法を組み合わせて、胎児期および乳児期のヒトのサブプレートニューロンの発達動態にどこまで迫れるかを展望する。また、多波長光イメージングや光音響イメージング等、まだヒト乳児の研究に適用されていないイメージング手法の導入の可能性について議論する。