「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」の概要について

演者	武藤 香織 東京大学医科学研究所 ヒトゲノム解析センター 公共政策研究分野 教授
会場	オンライン（Zoom）
日時	2021年6月21日（月曜日）16:00～
世話人	原田 高幸 病院等連携支援センター長
参加自由	詳細は下記問合せ先まで
お問い合わせ	研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109

講演要旨

人を対象とする医学系研究については、「人を対象とする医学系研究 に関する倫理指針（以下「医学系指針」という。）」により、また、ヒトゲノム・遺伝子解析研究については、「ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針（以下「ゲノム指針」という。）」により、その適正な実施を図ってきた。

医学系指針及びゲノム指針については、必要に応じ、また施行後5年を目途としてその全般に関して検討を加えた上で、見直しを行うものとされていること等を踏まえ、文部科学省、厚生労働省、経済産業省の三省による「医学研究等に係る倫理指針の見直しに関する合同会議」において、両指針間の項目の整合性や指針改正の在り方について検討が行われてきた。

今般、両指針において共通して規定される項目を医学系指針の規定内容に合わせる形で統一することにより、両指針を統合することが可能であるという結論が得られたことから、両指針を廃止し、新たな指針として「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」が制定された。

新指針は、2021年6月30日から施行されることから、三省の合同会議の委員であった講師に、主な変更点やポイントについて解説していただく。