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『老化と健康』
眠り、腸内細菌、フレイル予防、食、そしてAl…健康な長寿を目指して

第8回 体内時計を理解して健康長寿を目指そう
体内時計と老化の分子的リンク・時計老化のメカニズム

演者 吉種 光
都医学研・体内時計プロジェクト
開催方式 オンライン(Zoom)
日時 2024年6月7日(金曜日)15:00~
※講演は1時間程度を予定しています。
世話人 正井久雄
所長
参加自由 詳細は下記問合せ先まで
申込方法 ◆オンライン(Zoomウェビナー)◆
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お問い合わせ 研究推進課 普及広報係
電話 03-5316-3109

講演要旨

ヒトは夜になると眠り、朝に目覚める。この睡眠覚醒リズムに限らず、体温やホルモン分泌、遺伝子発現など様々な生理機能に時刻依存性が観察される。これら日内リズムは体内で概日時計が24時間をカウントして適切に機能出力することで毎日繰り返される。不規則な生活や時差により概日時計に狂いが生じると、うまく寝られなくなるだけでなく、様々な生理機能に異常が生じる。免疫力の低下、発ガンリスクの増大、高血圧や心機能低下、代謝異常など、興味深いことにこれら時計異常による表現型は、加齢に伴って観察される「老化現象」と酷似している。

本セミナーでは、そもそも体内時計(概日時計)とは何か、どのようにして24時間をカウントして機能しているのか、という基礎的なイントロダクションから、私どもの最新の研究成果として、加齢に伴う概日時計の破綻「時計老化」の紹介と、老化を克服するために、健康長寿のために、概日時計を良く理解して生活することの重要性を紹介する。