| 演者 | 高橋 裕 東京大学大学院農学生命科学研究科 助教 |
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| 会場 | 対面式(講堂) |
| 日時 | 2026年7月31日(金曜日)16:00~17:00 |
| 世話人 | 山根 大典 免疫制御ユニット |
| 参加方法 | 詳細は事前に下記問合せ先までご連絡ください |
| お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
オルガノイドはヒト臓器の生理機能を再現するモデルとして、創薬や疾患研究など幅広い分野で用いられている。近年では、小腸オルガノイドを用いたノロウイルスの感染・増殖評価が可能となり、ウイルス研究においてもその有用性が示されている。一方で、高コストな培養条件や遺伝子操作の難しさといった技術的制約が、汎用的利用の障壁となっている。
我々はヒト小腸および肝臓オルガノイドに着目し、培養コストを大幅に削減する技術の開発に加え、生理機能の成熟度を高め、定量的評価を可能とする培養・解析手法を確立した。これにより、従来のヒト細胞株では再現困難であった種差に基づく代謝応答を評価可能であることを示してきた。
本講演では、これらの技術基盤を紹介するとともに、ヒト特異的な生理機能評価や生理活性物質の探索への応用例を示す。さらに、オルガノイドが従来の実験系を補完・代替しうる可能性を提示し、ヒト生物学研究における今後の展望について議論する。