| 演者 | 本橋 裕子 国立精神・神経医療研究センター 脳神経小児科 医長 |
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| 会場 | 対面式(講堂) |
| 日時 | 2026年8月7日(金曜日)16:00~17:00 |
| 世話人 | 佐久間 啓 こどもの脳プロジェクト |
| 参加方法 | 詳細は事前に下記問合せ先までご連絡ください |
| お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
筋ジストロフィーに対する治療開発は、病態解明や遺伝子工学の進歩を背景として急速に進められている。なかでもデュシェンヌ型筋ジストロフィー(Duchenne muscular dystrophy: DMD)では、遺伝子補充療法である delandistrogene moxeparvovec が実用化され、実用化され、遺伝子治療は実臨床へ導入される新たな段階を迎えた。
一方で、遺伝子治療は単に薬剤を投与すれば完結するものではなく、安全性評価、長期フォローアップ、多職種・多施設連携、カルタヘナ法への対応など、従来の薬物療法にはみられなかった新たな課題を伴う。研究成果を持続可能な医療へ結び付けるためには、医療体制や評価システムを含めた「医療実装」の視点が不可欠である。
本講演では、DMDに対する遺伝子治療の研究開発の歩みと現状を概説した後、delandistrogene moxeparvovec を例に、適応判断、有害事象への対応、院内体制構築、多診療科・多職種連携、地域医療との連携、レジストリを活用した長期有効性・安全性評価など、医療実装における実践的課題とその対応を紹介するとともに、研究開発と医療実装をつなぐ今後の課題と展望について概説する。