| 演者 | 國澤 和生 藤田医科大学大学院医療科学研究科レギュラトリーサイエンス分野 准教授 |
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| 会場 | 対面式(講堂) |
| 日時 | 2026年8月4日(火曜日)16:00~17:00 |
| 世話人 | 鳥海 和也 統合失調症プロジェクト |
| 参加方法 | 詳細は事前に下記問合せ先までご連絡ください |
| お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
近年、腸内細菌叢が宿主の恒常性維持に重要な役割を果たすことが明らかとなり、特に中枢神経系との双方向性ネットワークであるgut-brain axisが大きな注目を集めている。腸内細菌由来代謝産物、免疫応答、および神経シグナルは相互に作用しながら脳機能に影響を及ぼし、認知機能や情動制御に深く関与することが示されている。
近年、腸内細菌叢の破綻(dysbiosis)がうつ病、不安障害、認知機能障害、さらには炎症性疾患に伴う精神神経症状と関連することが報告されている。しかしながら、異なる病態背景において生じる腸内環境変化がどのような共通メカニズムを介して脳機能異常へとつながるのかについては、未だ十分に解明されていない。
本講演では、異なるストレス負荷および炎症病態を有する複数の動物モデルにおいて認められた腸内細菌叢変化について紹介する。特に、腸内細菌叢の変容に伴う代謝軸の変化とそれに続く免疫系の変容に着目し、これらが認知・情動機能異常にどのように関与するかについて紹介したい。