- この都医学研セミナーは終了しました。-
演者 | 島田 卓 株式会社フェニックスバイオ 代表取締役社長 |
---|---|
会場 | ハイブリッド (講堂+Zoom) |
日時 | 2022年12月14日(水曜日)16:00~ |
世話人 | 青木一正 知的財産活用支援センター |
参加自由 | 詳細は下記問合せ先まで |
お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
株式会社フェニックスバイオは、広島大学理学部 吉里勝利教授(当時)がリーダーとなって進められた、生命の組織再生機構を解明する研究事業(科学技術振興機構 広島県組織再生プロジェクト)の成果を社会還元するべく、2002年設立された。
当該プロジェクトには当時5つのテーマがあり、このうち毛髪再生とヒト肝キメラマウスをビジネスにすることを当社の使命としてスタートしたが、毛髪再生は事業化までの道のりが長いと考えられ、経営資源をヒト肝キメラマウス(PXBマウス)に集中させることを決断した。
PXBマウスのビジネスを成長させるために、
1) 商材としてのPXBマウスが医薬品開発研究に利用されることを想定するとき、高品質な実験動物を大量に安定供給できる体制を構築する必要があること、
2) 医薬品開発の中でも、まだヒトに使われたことのない新薬開発の場面であることを想定するとき、マーケットは圧倒的に海外、とりわけ欧米にあるため、海外顧客への売り込みが必須となる、という2点を命題とした。
本講演では、この命題に沿って当社の成長戦略をどのように実現したかを、計画通りに進まなかった場面も含めてご紹介したい。