開催報告

Tokyoふしぎ祭(サイ)エンス2025(2025年4月19日開催)


学術支援室 主席研究員笠原 浩二

イベントの目的と全体概要

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東京都は「科学技術週間」期間中、4月19日に小・中学生を対象とした科学技術イベント『Tokyo ふしぎ祭(サイ)エンス2025』を日本科学未来館で開催しました。青少年やその保護者等、都民の科学技術への更なる関心と理解を深めるとともに、科学技術の振興を図ることを目的とし、25の団体が出展しました。

東京都医学総合研究所は、「DNAの形を見ながら、生命の仕組みを学ぼう」と題し、3つの体験型企画を実施しました。

企画1:ブロッコリーからDNAを取り出そう!

ブロッコリーをすり潰しDNAを抽出し、エタノールを加えるとDNAが白い沈殿として見えてくる実習です。

  • DNAが見えた時のお子さん以上の親御さんのリアクションが印象的でした!「DNAってこんなに簡単に見られるんだ!」という声も。
  • 「このDNAを顕微鏡で見たら二重らせんに見えるのですか?」と科学への探求心あふれる質問も多数寄せられました。
  • DNAの沈殿を触る体験も大好評!お子さんだけでなく親御さんも一緒に楽しんでいました。
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企画2:DNA鑑定で犯人を捕まえよう!

ストーリー仕立てで、DNAの「電気泳動」という実際の分析手法を体験。
光るDNAを観察し、ミステリーを解き明かすドキドキの実習です。宮岡佑一郎プロジェクトリーダーと大学院生スタッフが丁寧に解説しました。

  • 参加した小学生から大きな歓声が上がり、大いに盛り上がりました。
  • 初めて使うピペットマンに苦戦しながらも、参加者全員が実験に成功しました。
  • 「難しかったけど、楽しかった!」いう声をたくさんいただきました。
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企画3:DNAの二重らせんを作ろう!

ビーズを使って DNA の二重らせんストラップを作成しました。科学を身近に感じるきっかけを提供しました。

  • 持ち帰れる作品は、ご家族との会話のきっかけにもなりました。
  • 完成したストラップを見て、参加者の皆さんの笑顔が印象的でした。

まとめ

ご参加いただいた皆様方が、今回の体験をきっかけに、少しでも科学に興味を持っていただけたら幸いです。 東京都医学総合研究所は、今後もこのような体験を通じて、青少年や都民の皆様が科学の面白さや重要性を体感できる機会を積極的に提供してまいります。