都医学研NEWS第59号をお読み頂きありがとうございます。今号では、まず2025年度から新しくスタートした「品質管理プロジェクト」について山野晃史リーダーから紹介して頂きました。細胞内小器官の品質管理メカニズムを解明し、病気の予防や治療法の開発に向けた基盤を築くことを目指しています。続いてトピックスとして「加齢による認知機能低下を予防」、「コロナ禍での学校生活のメンタルヘルス」、「体が麻痺した患者の新しい治療法」など、いくつかの研究成果を取り上げました。「創薬を目指したバイオエンジニアリング」についての医学研シンポジウムや、「大脳皮質構築の原理とその進化メカニズム」についての国際シンポジウムが開催され、最先端の研究が発表され、新しい知見を共有しました。また、「こころの病の早期発見や早期治療」、「鳥インフルエンザと私たちの暮らし」についての都民講座も開催されました。このように医学研は、分子や細胞といったミクロの世界から、組織・臓器、疾患、社会・環境といったレベルまで、多様な生命科学の基礎研究、臨床研究、社会医学研究を行っています。引き続き、皆様の健康増進に寄与できるよう、研究活動を進めてまいります。