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東京都医学総合研究所 研究員 米川 博通
鼠坂や利休鼠、我国には「鼠」に関係する地名や色が各々100以上も存在する。これらは、江戸時代の「鼠のペット化」の波及とも大きく関係するらしい。鼠に関する江戸中期の珍書「珍玩鼠育草」には、鼠の飼い方ばかりでなく、メンデルより78年も早くメンデルの法則に示された「毛変り鼠」の取り方の解説もある。
35年ほど前、基礎医学で使われる実験用マウスの由来に興味をもった私は、遺伝子からその謎を明らかにしてきた。さらに最近、最後に残った「現代の実験用マウスと江戸時代のマウスとの関係」も遺伝学的に遂に明らかにされた。
今回は、マウスにまつわるその様な出来事を、実験用マウスが近代医学に果たしてきた役割を交えながらお話しを進めてみたい。
日時 | 平成27年6月4日(木)午後2時30分~4時(開場午後1時半) |
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場所 | 一橋講堂 (東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線 神保町駅徒歩4分/東京メトロ東西線竹橋駅徒歩4分) |
定員 | 抽選で500名様 入場無料 |
申込方法 | 事前申込制・往復はがきにて (1通につき2名様まで) 〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6 東京都医学総合研究所 研究推進課 普及広報係宛
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申込締切 | 平成27年5月29日(金)消印有効 |
問合せ | 普及広報係 TEL.(03)5316-3109 |
主催 | 東京都医学総合研究所 |