| 演者 | 瀬尾 秀宗 東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻・生命環境科学系 講師 |
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| 会場 | 対面式(2BC会議室) |
| 日時 | 2026年10月30日(金曜日)16:00~17:30 |
| 世話人 | 大西 真美 知的財産活用支援センター |
| 参加方法 | 詳細は事前に下記問合せ先までご連絡ください |
| お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
アカデミアでの基礎研究から生まれた技術を社会に届けるには、どのような道があるのでしょうか。私は、ニワトリ由来の免疫細胞が持つ「抗体遺伝子を自ら変化させる」というユニークな性質に着目し、大学院時代の基礎研究で得られた知見をもとに、様々な抗体を迅速に作り出す技術の開発を行いました。抗体は、ウイルスや細菌などから私たちの体を守るために作られるタンパク質ですが、その性質を利用した医薬品が、現在ではがんやリウマチをはじめ様々な疾患の治療に使われています。そこで私は、本技術の創薬プラットフォームとしての事業化を目指し、株式会社カイオム・バイオサイエンスの設立に参画しました。同社では研究開発だけでなく、製薬企業との提携、組織運営、資金調達、特許対応、そして株式上場など、アカデミアとは大きく異なる経験をしました。現在は再び大学に戻り、これまでの技術を発展させ、新たな技術の研究に取り組んでいます。
本講演では、基礎研究から生まれたアイデアが技術となり、起業・事業化へとつながった過程と、そこで経験した成功や苦労を紹介するとともに、それらの経験が現在の研究にどのようにつながっているのかをお話しします。