| 演者 | 有村 奈利子 東北大学大学院薬学研究科 准教授 |
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| 会場 | 対面式(2BC会議室) |
| 日時 | 2026年9月17日(木曜日)15:30~17:00 |
| 世話人 | 指田 吾郎 幹細胞制御プロジェクト |
| 参加方法 | 詳細は事前に下記問合せ先までご連絡ください |
| お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
従来、認知症の研究は脳内の病態解明を中心に進められ、疾患メカニズムの理解や診断・治療法の開発に大きく貢献してきた。一方、近年では、脳内の変化だけでなく、骨髄・免疫系・血液循環などの末梢環境も、脳機能や神経疾患の発症・進行に重要な役割を果たすことが明らかになりつつある。
我々は、若齢およびダウン症モデルマウスの骨髄移植実験やヒト血漿プロテオーム解析を通して、骨髄・血液環境の変化が認知機能や脳内シグナル伝達に及ぼす影響を解析してきた。これらの研究から、循環因子を介した骨髄―脳連関が脳機能を制御する新たなメカニズムであることが示されつつあり、認知症に対する新たな治療標的として期待される。
本講演では、骨髄・血液由来の循環シグナルによる認知機能制御に関する最新の研究成果を紹介するとともに、脳機能回復という共通の視点から、小脳損傷後の神経回路再編と機能回復に関する我々の研究についても紹介し、新たな治療戦略への展望について議論したい。
講演の前に、ダウン症マウスにおける造血異常と分子基盤の一端を指田が簡単に紹介する。