- この都医学研セミナーは終了しました。-
演者 | 三浦 岳 九州大学 大学院医学研究院 生体制御学講座 教授 |
---|---|
会場 | 対面式(講堂) |
日時 | 2025年2月19日(水曜日)14:00~15:00予定 |
世話人 | 平井 志伸 フロンティア研究室 脳代謝制御グループ |
参加自由 | 詳細は下記問合せ先まで |
お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
脊椎動物の血管網は栄養や酸素を体内に分配する重要な臓器です。血管網は他の臓器と違って、パターン形成と同時に機能を始めるため、機能と構造の関係が重要になってきます。血管網の形作りには脈管形成、血管新生、リモデリングという3つの過程があり、それぞれに関して対応する数理モデルがあります。また、生理学の文脈でも、血管維持と流路抵抗のトレードオフで血管網の構造が決まるMurray則と呼ばれる法則が古くから提唱されています。本講演では、数理モデリングの観点からみた血管網のパターン形成と機能の関係について、当研究室の仕事を交えて紹介します。