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平成27年度 都医学研夏のセミナー「臨床教育コース」「基礎・技術コース」

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公益財団法人東京都医学総合研究所では、平成27年度 都医学研夏のセミナー「臨床教育コース」「基礎・技術コース」を開催いたします。
受講を希望される方は、下記により応募してください。

本セミナーは、臨床医の生涯研修の一環として、最新の医療についての情報提供、病理標本の観察等の実習指導等を目的とした臨床教育コースと、基礎的な実験技術と研究の方法論の実習指導を短期間集中的に行い、神経・精神・臨床医科学の現状と将来展望についての理解の向上を目的とした基礎技術コースからなります。

(1) 臨床教育コース

テーマ:「神経病理ハンズオン」

日程 平成27年7月27日(月)~7月30日(木)
セミナー概要 ヒト神経疾患の病理標本を実際に手にとり実施に顕微鏡で観察するハンズオン形式の実習を通し、診断法、病態の理解などについての基本的スキルを養うことを目的とするカリキュラムです。また、脳神経病理データベースに搭載しているデジタルデータをPCによってバーチャル体験するデジタルパソロジー実習も行います。体験する標本は、脳形成異常から老年期脳障害まで幅広い疾病カテゴリーを網羅しており、短期間で多くの疾病を体験することができます。
受講者各人に1台の顕微鏡が用意される他、ディスカッション顕微鏡による個別指導、及び、バーチャルスライドによるデジタル画像データベースを活用したデジタル研修法を導入することにより、実習効率の向上を実現しています。受講者は、病理診断に関わる医師、神経系の専門医を目指す臨床医、神経疾患の病理形態学に興味のある研究者であれば、得るものが大きいと思います。東京医師アカデミーの研修医の参加も歓迎します。
(募集人数 8名)
講師名 新井 信隆(神経病理解析室)
関 絵理香(神経病理解析室)
増井 憲太(神経病理解析室)
原田 一樹(防衛医大法医学准教授)
石澤 圭介(埼玉医大病理診断科講師)
参考文献
  1. 神経病理を学ぶ人のために第4版(平野朝雄著 医学書院、やや専門的、電顕写真が豊富)
  2. 神経病理インデックス(新井信隆著 医学書院、やや初学者向け、カラー写真・イラストが豊富。総論、各論で使用する図、標本の多くは本書に掲載されています)
  3. 講義・実習の際のハンドアウトは順次、開催中に配布され、各自のバインダーも提供されます。
  4. ウェットな実習は行ないません。

日本神経学会(1単位)、日本病理学会(5点)、日本法医学会(3点)、日本精神神経学会(5点)の専門医生涯教育更新単位が付与される予定となっております。当所で事前に手続きが必要ですので該当者は応募用紙に○をつけてください。

レクチャー内容(内容は、変更になることもあります。ご了承ください。)

月 日午前 9:00 – 12:00午後 13:00 – 17:00
7月27日(月)神経解剖・神経病理総論
(マクロ、ミクロ)
顕微鏡の見方・染色法
神経変性疾患①(運動ニューロン疾患)
7月28日(火) 神経変性疾患②③
(タウオパチー、シヌクレイノパチ)
神経変性疾患④(TDP-43蛋白病)
神経変性疾患⑤(トリプレットリピート病)
7月29日(水) 発達障害・先天奇形頭部外傷 フリー検鏡
7月30日(木) 中毒・脱髄・感染症てんかん外科病理 フリー検鏡

会場:BC会議室

※ 初日は9:30から。実験等の進行状況により時間は変動する場合があります。

(2) 基礎・技術コース

テーマ1:「睡眠研究における実験解析技術の習得」

日程 平成27年7月13日(月)~7月16日(木)
セミナー概要 動物の行動においては日内リズム、睡眠のコントロールは重要な要素である。
本セミナーでは睡眠段階の計測と判定に必要な実験技術を習得することを目的とする。
  1. 睡眠覚醒機構に関する講義とポリグラフ記録を用いた睡眠段階判定の実習
  2. 脳波記録の実際(実験手技、測定・記録方法習得)
  3. 電気生理と神経生化学手法の習得(神経活動記録、神経伝達物質測定)
を計画している。
(募集人数 5 − 6名)
講師名 睡眠プロジェクト 本多 真
睡眠プロジェクト 本多 芳子
睡眠プロジェクト 渡邊 正孝
睡眠プロジェクト 児玉 亨
睡眠プロジェクト 本多 和樹
健康安全研究センター 不破 達
東京大学 豊田 裕美

レクチャー内容(内容は、変更になることもあります。ご了承ください。)

月 日午前 9:00 – 12:00午後 13:00 – 17:00
7月13日(月)オリエンテーション
睡眠科学概説
睡眠プロジェクト 本多真
実習1睡眠段階判定
会議室 3C
7月14日(火) 講義
睡眠プロジェクト 本多 和樹、睡眠プロジェクト 本多 芳子
会議室 3C
実習2 脳波測定実習1
コンベ実験室
7月15日(水) 講義
睡眠プロジェクト 渡部 正孝、睡眠プロジェクト 児玉 亨
会議室 3C
実習3 脳波測定実習2
406実験室、行動実験室
7月16日(木) 実習4 神経伝達物質測定
406実験室
総合討論

※ 初日は9:30から。実験等の進行状況により時間は変動する場合があります。

テーマ2:「神経系への遺伝子導入」

日程 平成27年7月13日(月)~7月17日(金)
テーマの概要 神経系に外来遺伝子を導入することは、その遺伝子の機能解析とともに、神経系の機能解析に有用である。本セミナーでは、初代培養神経細胞を作製し、各種ウイルス(アデノウイルス、レンチウイルス、アデノ随伴ウイルス、レトロウイルス)を用いて外来遺伝子を導入し、その特徴を理解する。また、子宮内エレクトロポレーション法による胎児脳への遺伝子導入を行う。組換えウイルス作製の一部も希望に応じて行なう。学生、初心者の方も歓迎します。
(募集人数 4名程度)
講師名 岡戸 晴生(神経細胞分化)
平井‐坂本 志伸(神経細胞分化)
三輪 昭子(神経細胞分化)
参考文献 プリントを配布しますので、必要ありません。

レクチャー内容(内容は、変更になることもあります。ご了承ください。)

月 日午前 9:00 – 12:00午後 13:00 – 17:00
7月13日(月)遺伝子導入の概説
ウイルスベクター作製の概説
マウス脳からの初代培養神経細胞の作製
アデノウイルス、レンチウイルス、アデノ随伴ウイルス、レトロウイルスによる外来遺伝子導入(GFP)
7月14日(火) ウイルスベクターの作製開始
子宮内エレクトロポレーションによる胎児脳への遺伝子導入
同左
7月15日(水) ウイルスベクターの作製つづき
蛍光観察
同左
7月16日(木) ウイルスベクターの作製
培養ニューロンの固定、抗体染色
子宮内エレクトロポレーションによる胎児脳の固定
同左
7月17日(金) 画像取得、遺伝子導入結果の解析
子宮内エレクトロポレーションによる胎児脳の切片作作製、観察
総括

※ 初日は9:30から。実験等の進行状況により時間は変動する場合があります。


会場 東京都医学総合研究所 (東京都世田谷区上北沢2-1-6) アクセスはこちら
  • 駐車場はありません。
  • 昼食及び宿泊施設は用意しておりません。
  • 売店等の施設はありませんので、最寄駅付近の店舗をご利用下さい。
応募資格 研究者、医師、技術者及びそれらを志向する学生が対象です。
募集人員
(1) 臨床教育コース :
テーマ(神経病理ハンズオン)〈8名程度〉
(2) 基礎・技術コース :
テーマ1(睡眠研究における実験解析技術の習得〈5~6名程度〉
テーマ2 (神経系への遺伝子導入)〈4名程度〉
参加費用 受講者の区分により次のとおりです。
(1)一般(企業) : 26,000円
(2)研究者(学校教育法に定める学校に所属する者) : 13,000円
(3)医師・看護師等 : 13,000円
(4)行政関係者 : 13,000円
(5)学生 : 5,000円

※ 学校教育法に定める学校以外に附属する研究機関は一般となります。
※ 開講日に受付で 現金 により申し受けますので、釣銭のないようご用意ください。
※ (2)、(3)、(4)の方はIDカードなど所属を証明できるもの、(5)の方は学生証を当日ご提示ください。
※ 一旦納入された参加費は、開講中止などの場合を除き、払い戻しはできませんので、ご了承ください。
応募方法 「応募用紙」(コピー可、必ず押印のこと)を、下記まで郵送してください。
応募締切 平成27年5月29日(金)必着
選考及び結果通知 応募者が募集人員を上回った場合は書面選考の上、受講者を決定します。選考の結果については、合否に関わらず、平成27年6月中に通知いたします。

問合せ先

〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6
東京都医学総合研究所 研究推進課 普及広報係 「都医学研夏のセミナー」担当まで
電話:03-5316-3109(直通)
FAX:03-5316-3150
E-mail:koho
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