− この都民講座は終了しました。 −
東京都医学総合研究所 研究員 内原 俊記
認知症やパーキンソン病の脳にみられる変化を概観した後、これらの疾患でおこる歩行障害に今回の都民講座では注目する。転倒防止や日常生活の中から歩行を見直して、健やかな加齢に近づくにはどうするか、専門家の研究を通して考え直す機会を聴衆と共有したい。
東京医科大学 医学教育分野 教授 三苫 博
加齢とともに歩行機能が低下することは、生活の制限や転倒事故にもつながり、高齢化社会の問題の一つである。近年、その機序の一端が明らかになってきた。本講演では、歩行という運動が脳によってどのように造り出され、そして、この制御が、加齢や認知症の進行とともに、どのように障害されていくのか、最新の研究結果を解説したい。併せて、脳により産み出される歩行機能を維持・増進していくために必要な工夫を考えてみたい。
順天堂大学医学部附属静岡病院 脳神経内科 教授 大熊 泰之
パーキンソン病は、動作緩慢、ふるえなどが主に中高年になって発症する病気で、高齢になれば100人に1人くらいの確率で誰もが罹患する可能性がある。進行すると歩行がすり足になりバランスが悪くなるので、転倒することがある。本講演ではパーキンソン病の歩行障害の特徴を科学的に分析し、高齢者が転倒を予防するにはどのようなことに気をつければよいかについて考えてみたい。
日時 | 平成27年7月15日(水)午後2時30分~4時(開場午後1時半) |
---|---|
場所 | 一橋講堂 (東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線 神保町駅徒歩4分/東京メトロ東西線竹橋駅徒歩4分) |
定員 | 抽選で500名様 入場無料 |
申込方法 | 事前申込制・往復はがきにて (1通につき2名様まで) 〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6 東京都医学総合研究所 研究推進課 普及広報係宛
|
申込締切 | 平成27年6月29日(月)消印有効 |
問合せ | 普及広報係 TEL.(03)5316-3109 |
主催 | 東京都医学総合研究所 |