− この都民講座は終了しました。 −
東京都医学総合研究所 研究員 原 孝彦
造血幹細胞は、臓器に血を送り出し、がんや感染症と戦う免疫細胞を日々産み出してくれる大事な細胞です。しかし、少子高齢化の進行とも関連して、若年層の骨髄バンクや臍帯血バンクの提供者が減少傾向にあるため、骨髄移植治療に用いる造血幹細胞のストックが足りなくなってきています。iPS細胞テクノロジーは、この問題を解決するポテンシャルを持った夢の血液再生医療技術です。iPS細胞から造血幹細胞や血小板などを作り出そうとする、私たちの試みについてわかりやすく紹介します。
慶應義塾大学 医学部長 岡野 栄之
iPS細胞は、患者さん本人の細胞から作ることができるため、拒絶反応のない再生医療への応用が期待されています。脊髄を損傷したマウスにiPS細胞由来の神経の細胞を移植することにより、歩けなかったマウスが走り出しました。ヒトにこの技術を応用するための課題についてお話します。また、iPS細胞を用いたもう一つの医療応用の例としてアルツハイマー病やパーキンソン病の病態解析と創薬の可能性についても紹介します。
日時 | 平成27年9月3日(木)午後2時30分~4時(開場午後1時半) |
---|---|
場所 | 一橋講堂 (東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線 神保町駅徒歩4分/東京メトロ東西線竹橋駅徒歩4分) |
定員 | 抽選で500名様 入場無料 |
申込方法 | 事前申込制・往復はがきにて (1通につき2名様まで) 〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6 東京都医学総合研究所 研究推進課 普及広報係宛
|
申込締切 | 平成27年8月17日(月)消印有効 |
問合せ | 普及広報係 TEL.(03)5316-3109 |
主催 | 東京都医学総合研究所 |