東京都医学総合研究所 ユビキチンプロジェクト プロジェクトリーダー 松田 憲之
アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患は社会の高齢化にともなって患者数が増え続けており、その発症原因の解明や、治療法の開発が社会的に求められています。本講演では佐藤先生・井口先生のイントロダクションもかねて、神経変性疾患について簡単な紹介をするとともに、最新の知見を含めてパーキンソン病の発症機構について少しだけ紹介したいと思います。
順天堂大学 脳神経内科 准教授 佐藤 栄人
高齢化社会の到来に伴い神経変性疾患は増加の一途をたどっています。パーキンソン病はアルツハイマー病に次いで多い神経変性疾患であり、その原因と治療法の開発が最も進んでいる疾患です。これまでは薬物療法が主体であり病気が進行するにつれ薬の量は増える一方でしたが、さまざまな治療を組み合わせることによって病気の進行を抑えることが可能になりつつあります。今後予想される治療法を含め最新の動向をわかりやすく概説します。
福島県立医科大学 神経内科 助手 井口 正寛
手の障害により演奏家への道を絶たれ、作曲家への道を志すことになったロベルト・シューマン。繰り返す頭痛に苛まれたリヒャルト・ワーグナー。頭の中のメロディーが表出困難となったモーリス・ラヴェル・・・。彼らを苦しめたのは、いずれも神経疾患でした。残された資料から判明した臨床経過に医学的見地から考察を加えることで、彼らを悩ませた神経疾患の謎に迫ります。
日時 | 平成28年2月5日(金)午後2時30分~4時(開場午後1時半) |
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場所 | 一橋講堂 (東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線 神保町駅徒歩4分/東京メトロ東西線竹橋駅徒歩4分) |
定員 | 抽選で500名様 入場無料 |
申込方法 | 事前申込制・往復はがきにて (1通につき2名様まで) 〒156-8506 東京都世田谷区上北沢2-1-6 東京都医学総合研究所 研究推進課 普及広報係宛
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申込締切 | 平成28年1月26日(火)消印有効 |
問合せ | 普及広報係 TEL.(03)5316-3109 |
主催 | 東京都医学総合研究所 |