「胎生期大脳皮質形成における新規メカニズムの解明」により、神経回路形成プロジェクト丸山千秋副参事研究員が東京都福祉保健局長賞を受賞
東京都医学総合研究所のTopics(研究成果や受賞等)

HOMETopics 2019年

TOPICS 2019

2019年2月7日

「胎生期大脳皮質形成における新規メカニズムの解明」により、神経回路形成プロジェクト 丸山千秋 副参事研究員が東京都福祉保健局長賞を受賞しました。

東京都福祉保健局事業の推進に寄与した職員の功績を讃える機会のひとつとして実施している、平成30年度の福祉保健局長賞の表彰式が平成31年2月7日に行われました。

当研究所からは、「胎生期大脳皮質形成における新規メカニズムの解明」により、神経回路形成プロジェクト 丸山千秋 副参事研究員が受賞しました。

思考や言語機能等を司る大脳新皮質は哺乳類においてのみ発達するもので、6層にわたる構造の中に膨大な数の神経細胞が精緻に配置されています。この構造は、胎児期に脳深部で生まれた神経細胞が脳表面に向かって次々と移動していくことによって形成されますが、この「移動」を促す信号が送られる仕組みを世界で初めて解明しました。

今回、大脳新皮質の中で一番先に生まれるニューロン(サブプレートニューロン)が、後から生まれるニューロンに信号を送ることで、移動を促していることがわかりました。この仕組みにより哺乳類脳は、より複雑な神経回路を持つヒト脳へと進化できたと考えられます。

この研究成果から、自閉症や統合失調症等の原因不明の精神疾患発症のメカニズム解明にも役立つことが期待されます。


神経回路形成プロジェクトはこちらへ

TOPICS 2019一覧はこちらへ

ページの先頭へ