- この都医学研セミナーは終了しました。-
演者 | 小池 智 疾患制御研究分野 分野長 |
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会場 | 対面式(2階講堂) |
日時 | 2024年3月22日(金曜日)15:00~ |
世話人 | 正井 久雄 所長・ゲノム動態プロジェクトリーダー |
参加自由 | 詳細は下記問合せ先まで |
お問い合わせ |
研究推進課 普及広報係 電話 03-5316-3109 |
所内の皆様
ウイルス感染プロジェクト プロジェクトリーダー、疾患制御研究分野 分野長の小池智 参事研究員は、本年度末をもって、退職されます。
小池先生は、長年エンテロウイルスの病原性に関する研究を行ってこられました。特にポリオウイルス受容体を同定し、受容体トランスジェニックマウス作製を行い、ウイルスの宿主域を変えた小動物モデルを樹立しました。このマウスモデルは、ワクチンの弱毒化のメカニズムの解析やトロピズムの解析に利用され、ポリオ根絶計画の達成に大きく貢献しました。これは基礎研究からスタートし、結果として応用研究として大きな貢献を行うことができる例であると言えます。小池先生は、ポリオウイルスの近縁に相当するエンテロウイルス71(EV71)の受容体を同定し、EV71の感染動物モデルを樹立し、感染や病原性発現のメカニズムやワクチンや抗ウイルス薬の開発にも大きく貢献しています。
小池先生は、臨床研、神経研、医学研の3研究所に在籍した唯一の研究者ということです。
講演では、小池先生の長年のウイルス研究を振り返っていただき、今後のウイルス研究のあり方も含めてお話しいただけます。
みなさん、奮ってご参加ください。(正井)