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編集後記

編集後記

当研究所は基礎から臨床まで様々な医学系の研究を行っていますが、今号では期せずして「脳」に関連する話題が中心となりました。巻頭特集では、こどもの脳プロジェクトが取り組んでいる小児医療における急性脳炎・脳症について紹介しました。研究紹介でふれた2つの発見(学 習記憶に関与するドパミン神経の新しい機能の発見・前頭側頭葉変性症の原因遺伝子であるプログラニュリンの新しい機能の発見)も脳機能に関わる研究の成果です。「都民講座」や「サイエンスカフェ」は、都民の皆さんに私たちの研究について知って頂く貴重な機会ですが、そこで も依存症、睡眠、脳形成と、やはり脳に関連した話題を紹介しました。私たちの個性を形作る脳の研究が、様々なアプローチで行われていることを知って頂ければ望外の喜びです。

さて、当研究所は脳以外にも多くのテーマについて日々、研究を行っています。その一端は本年度の「都民講座」で皆さんに紹介していく予定です。開催予定の講座に興味をもって頂けましたなら、奮ってご参加下さい。都医学研NEWSを含め、このような機会が、ご自身・ご家族の健康について考えるきっかけとなれば幸いです。

(S.N.)

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